英論文書いたときにもらった指摘事項まとめ

僕は英語があまり得意じゃないので、英論文を書いたときのレビューで様々なコメントをいただく。頂いたコメントをその場で理解して反映させることはできるのだが、次に書くときに忘れていて同じ過ちを繰り返すことが多いので、よく使う文法表現の変換などの気付きをメモしておこうと思う。 また、英文校正サービスも利用した経験があるので、英文校正サービスがどのような英語表現の変換を行っているのかもメモしておこうと思う。

レビューコメントでの気付き

  • it(名詞を指す) -> The 名詞
    • itが名詞を指しているとき、itがどの名詞を指しているかが曖昧になることがあるので、「the 名詞」とすることで指している名詞を明確にする
  • verify
    • verifyはすでにあるものを検査したという意味になる
    • 「実験で何かを検証した・評価した」というような場合は、evaluateやexplainなどを用いる
  • experiment
    • 実験する、試すなどの意味だが、これはexperiment with a new idea「新しいアイディアを試した」のように使うのはいいが、「〜に関する実験をした」という意味では適していない
    • この場合はevaluated ~ by an experiment「実験によって〜に関する評価を行った」という書き方にする
  • compare
    • compare A with Bのように、何と何を比較したのかを述語に取らないといけない
    • 「〜に基づいて比較する」という場合は、make a comparison based on ~とする
  • remove
    • removeは「消えてなくなる・消し去る」という意味。「除外する」という表現には適していない
    • 「除外する」はexclude
  • As a result
    • resultが何の結果かが明確でないので、As a result of ~として明確にする
    • 「実験結果として〜を確認した」という場合は、「実験結果は〜を示している」とすると、守護が実験結果になって英語にしやすい
      • Results of the experiment indicate ~
  • be likely to 動詞
    • 形容詞などを取ってはいけない。
    • 例:be likely to unnecessary -> be likely to be unnecessary
  • consider (that) ~
    • considerの後は文が来る。名詞節は駄目。
  • fact
    • 実験結果をfactと言い切ることは基本ない
    • 論文でfactと言い切るのは危険。本当に事実なのか
  • Therefore, Consequently
    • 「だから」「結果的に」を表す接続詞
    • 強調したい文にのみ利用する
    • 英語は前後の文で論理が通れば接続詞は不要

英文校正での気づき

  • The attacks can be prevented -> Attacks are preventable
    • 形容詞でより簡単に表現
  • queries that are not in list -> unlisted queries
    • 形容詞を用いてより簡単に表現
  • キーワードの順番を関連性が高い順に並べる
    • Database security, SQL injection, Whitelist, Development process, Web application test という感じで適当に単語並べるのではなく、Database security, Development process, SQL injection, Web application test, Whitelistのようにセキュリティ関係のキーワードの後にその他というような順番で並べる
  • are not expected -> are unexpected
    • 「be not 形容詞」な形は「be 形容詞の否定形」に変換できる
  • are caused by~ -> are attributable to~
    • causedだと原因が限定的。attributable toも原因を表すが、原因の一部を表しているニュアンス
  • Theという冠詞を使いすぎない
    • theは前文ですでに出てきたものを表す冠詞
    • 前文に出てきたけど、その単語を明確に指す必要がないときは、名詞(複数形、単数形をしっかり考慮した)で書く
    • theが多すぎるときは大体無駄に書いてる場合が多い
  • A is to 動詞 -> A is 名詞
    • 例: A goal is to protect -> A goal is the protection
    • Aは〜すること、と書きたいときは動詞の名詞形画を積極的に使う
  • impractical -> onerous
    • impracticalは100%実行不可能に近い表現だが、onerousは100%ではないけど「大変な負荷がかかる」という意味
  • solve -> alleviate
    • solveは解決するという意味だが、alleviateは軽減するという意味
    • 全て解決するわけじゃないが、軽減するというときに使う
    • 例:A method solves the shortcomings -> A method alleviates the shortcomings
  • 「Because A , B」 -> 「A. Therefore B.」
    • 「AなのでB」という文は、「A。だから、B」という文に書き換え
    • 一文が短くなって読みやすいし、論理構造もわかりやすい
  • 「the behavior of the web application」 -> 「the web application behavior」
    • 「Webアプリケーションの振る舞い」のような「〜の〜」を英語にするとき、修飾が長くなりすぎないならば、ofを使わないほうが良い
    • 「〜の〜」という形のときはofを使いがちで、指摘箇所が多かったので気をつけたい
  • 「In this section, we describe〜」->「This section describes~」
    • weという主語が冗長なパターン。This sectionを主語に取る
  • relationship -> relation
    • relationshipよりrelationがフォーマルな表現
    • 特定の物事に対して使う。
    • 因果関係なども含めた「関係」
    • relationは、政治と宗教の関係、重力と速度の関係などのときに利用される
  • not depend on -> independent of
    • 否定形は指定した状態を表す形容詞に変換するパターン

まとめ

自分が気になった英語の変換を走り書きで書いただけなので、あまりまとまっていませんが、今後英語を書くときに抽象化せずに色んなパターンを覚えておくのも大事かと思ったので、今回はそのまま書いて置くことにした。そのため、重複している事項もある。 少しずつ覚えていこうと思います。

英語を読む能力は、読む機会が多いことや辞書や翻訳ツールなどのサポートが受けられるので、上達しやすいと思うのですが、書く能力はまた別なので少しずつ積み上げていきたい。grammarlyのような文法をチェックしてくれるツールもあるので、利用してパターンを学習していきたい。